百人一首という感情 [ 最果 タヒ ]
最果 タヒ リトルモアヒャクニンイッシュトイウカンジョウ サイハテ タヒ 発行年月:2018年11月24日 予約締切日:2018年10月23日 ページ数:304p サイズ:単行本 ISBN:9784898154878 最果タヒ(サイハテタヒ) 1986年、神戸市生まれ。
2004年よりインターネット上で詩作をはじめ、翌年より「現代詩手帖」の新人作品欄に投稿をはじめる。
2006年、現代詩手帖賞を受賞。
2007年、詩集『グッドモーニング』を刊行、中原中也賞受賞、2012年に詩集『空が分裂する』。
2014年、詩集『死んでしまう系のぼくらに』刊行以降、詩の新しいムーブメントを席巻、同作で現代詩花椿賞受賞。
小説家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ 天智天皇/春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山 持統天皇/あしひきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む 柿本人磨/田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ 山部赤人/奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき 猿丸大夫/かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける 中納言家持/天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも 阿部仲磨/わが庵は都の辰巳しかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり 喜撰法師/花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに 小野小町/これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関 蝉丸〔ほか〕 『千年後の百人一首』で現代語訳に挑んだ人気詩人による、今いちばん身近な「百人一首」案内エッセイ。
本 人文・思想・社会 文学 詩歌・俳諧
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