Description フェンダー・カスタム・ショップ(Fender Custom Shop)は1987年に設立され、最上級モデルを制作するために生まれたセクションです。
マスタービルダーと呼ばれる巨匠達が製作を担当するマスタービルダー・シリーズやその他の多くのシリーズで厳選された木材選び、ピックアップのコイル巻きなど高い製作技術で作り上げられております。
フェンダー社の長年の歴史と伝統が注ぎ込まれた世界中のミュージシャンから愛され続けるセクションです。
本作を手掛けたのは、1994年よりカスタム・ショップ・ビルダーの一員となったグレッグ・フェスラー(Greg Fessler)。
元々、ロベン・フォードの専属ビルダーだったグレッグ氏は着任後、瞬く間にその名を世に知らしめた人物で、フェンダー社で経験した様々な作業工程により培った製作技術は、フェンダーを代表する生きるビルダーと呼ぶに相応しい人物です。
1964年仕様をベースにボディは低〜高音域までクセの無いサウンドをアウトプットする2ピース・アルダー、25.5インチ・スケールのネックには硬めでクリアかつ歯切れの良いメイプル材、21フレット仕様の指板には当時のブラジリアン・ローズウッドを彷彿させる質の良いAAAグレードのローズウッドをセレクトし、指板には1962年中期で終えたスラブ・ボードの次世代となるラウンド貼り指板を採用。
ネックシェイプは65年仕様に基づきた、やや太めのCシェイプ、7.25Rのヴィンテージ指板、フレットにもミディアム・ジャンボより背が高くなく、幅も広くない最小サイズのヴィンテージ・スタイルを採用しております。
ピックアップ・システムにはホセフィーナ女史によりハンドワウンドで製作された「'64 Strat」を搭載し、クラシックなフェンダー・サウンドを艶のあるトーンでアウトプットいたします。
またミドル・ピックアップはコイルが逆巻逆磁極になっておりますので、ハーフ・トーン時にハムキャンセル効果も実現。
さらにトーン・サーキットには「ヴィンテージ・モディファイド・ワイヤリング #1」を採用し、ネック&ミドル・ポジションのトーンとブリッジのトーンとでそれぞれ異なるコンデンサーを使用することで、フロントPUとミドルピックアップをトーン1で、リアPUを単独でトーンの調整が出来る配線となっております。
トーン1とトーン2でキャパシターの抵抗値を変えてありますので、トーンのかかり方が変わってくる仕様でございます。
加えて百戦錬磨をくぐり抜けて来たかのようなリアルに仕上げられたヘヴィ・レリック加工は、さすがはカスタム・ショップというに相応しい出来栄え。
グレッグ・フェスラー氏の妙技が十二分に楽しめる上品でウォームな音質が素晴らしい一本に仕上がっております。
Specification 2-Piece Alder Body (sort for lightweight) Nitro Lacquer Finish Maple Neck Medium Neck Tint AAA Rosewood Fingerboard (Round Lam) 65 Strat "C" Neck Shape (.820"-.974") 7.25" Radius MOP Dots Vintage Frets Josefina Hand-Wound '64 Strat Pickups (Middle RWRP) Vintage Style Bridge Assembly Vintage Modified Wiring #1 Parchment 63-69 Pickguard Bone Nut Includes FCS Hardshell Case & COA